[食物繊維はダイエットを救う]食物繊維とクマやパンダの関係

食物繊維は聴き馴染みのある成分だと思います。
ただ便通をよくするだけじゃない、ただ健康にしてくれるわけじゃない。
食物繊維のパワーをクマやパンダを例にご紹介させてください。

目次

食物繊維とクマの関係

恐いイメージと可愛いイメージが混同している動物、クマ。

クマは、大きな体と鋭い爪をもつ凶暴な動物というイメージと、ぽっちゃりしてて可愛いイメージの両極端の印象を持たれる動物の一種ですが、どちらとも共通して言えることは、体がでかい・丸い、ですね。

なぜ食物繊維とクマが関係しているのか。
クマは見た目通り、高カロリー高たんぱくの木の実などの食物を沢山食べます。寒くなると冬眠に入るのですが、その食べたものは体内で発酵し毒素が溜まってしまいます。
そこででてくるのが、クマザサです。

山地に生育するイネ科ササ属のクマザサ

木の実以外に血液浄化や腸内で発生する悪臭物質を除去する作用があるクマザサを冬眠前に大量に食べ、毒素発生を抑え、
且つ冬眠直前に松脂を食べて肛門をふさぐそうです。
クマは約3か月も冬眠をする動物なのに、その冬眠している穴からは糞はみつかりません。
冬眠前後に食べるのは、クマザサ類の新芽です。その新芽を食べて生きているのです。

メスのクマの場合は、冬眠前に妊娠します。
冬眠前に摂取したクマザサを腸内細菌が貪食し必須栄養素を宿主に供給し、この間体内の赤ん坊は成長し、
冬眠明けに出産します。

さて、いかがでしょう。あの大きなクマが笹を食べて生気を養っている事実があることに驚きですよね。
人間はクマほど大きくない動物なのに、カロリーを取りすぎではないですか?
その食べすぎ、飲みすぎの結果として生活習慣病に罹患してしまうなど、様々な疾患に結び付いていくのです。

食物繊維とパンダの関係

パンダは笹のイメージが強い
和歌山のアドベンチャーワールドに住んでいる彩浜ちゃん

パンダはいつも笹を食べているというイメージを持っている方が多いのではないでしょうか。
でも不思議ではないですか。あの大きさなのに笹だけでいいのかと心配にもなるレベルです。

食事の殆どはタケや笹の葉で生きています。
おやつとして毎日食べているわけじゃなくそれだけでもいいのです。
それだけ笹にパワーがあるということですね。
(小型哺乳類・魚・昆虫等の小動物、果物を食べることもあります。)

パンダは、氷期の到来による気候変動がもたらす食糧不足から偏食を余儀なくされ、常に入手しやすい竹ばかり食べるようになったと考えられていています。
竹は、カロリーゼロですが、腸内細菌がセルロースを餌にして必須栄養素を宿主に供給して、パンダは成長します。

食物繊維とニホンザルの関係

すばしっこく賢いニホンザル

ニホンザルも食物繊維豊富なクマザサに助けられています。
日本列島に30万年前に移住してきたニホンザルは、真冬の-20℃の下北半島でクマザサを毎日摂取した結果、絶滅を逃れ生き延びることができました。

食物繊維のパワーとまとめ

クマザサはカロリーゼロですが、ベータ・グルカンが30%含まれており、腸内細菌の栄養素として必須アミノ酸、必須脂肪酸、必須ビタミン類を生産し供給してくれます。
人間にとっても重要な栄養素になり、便秘と下痢を予防します。

便秘や健康のため、だけでなく生きていく根源としても活躍してくれる食物繊維だったなんて、少し申し訳ない気持ちになってしまいます。

現代人は飽食です。
健康のまま100歳を迎えるためにも、本当の知識をみにつけて、真の健康を世に広めていきたいですね。

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